Nagareyama Issuesデータをもとに描きだした課題
環境

収集曜日は142地域分ある。それでも「今日は何のごみか」が分からない

ごみの収集曜日は142行、5区分(燃やすごみ/容器包装プラスチック類/燃やさないごみ/ペットボトル/有害危険ごみ)で公開済み。一方でごみ出し支援は集積所約5,700か所規模で運用されている。

1だれの、どの場面か

先月転入した世帯、および出しに行けない高齢者

転入時にごみカレンダーの紙をもらったが、どこかにしまった。品目ごとの分別も自信がない。近所には、集積所まで出しに行けなくなった人もいる。

いつ
毎朝、ごみを出す直前
どこで
自宅と集積所
何に困るか
自分の地域が142区分のどれかを覚えていない。品目からの分別も調べにくい。日本語以外の話者にはさらに届きにくい
今はどうしているか
紙のカレンダーを探す。分からない品目は出さずに溜める。出し間違えて残される

2困っている場面

いま朝、出す直前。今日は燃やすごみだったか、プラだったかぶつかる壁142地域分の表のどこが自分の地域か。紙はどこかにいったこうしたい住所を一度登録すれば、前日の夜に通知が来る。品目名から分別も引ける

3ユーザーストーリー

  • だれとして転入したばかりの住民として 何がしたい住所を一度入れるだけで、自分の地域の収集日が分かって通知が来てほしい なぜなら毎朝カレンダーを探さずに済む
  • だれとして出しに行けなくなった高齢者の家族として 何がしたい収集日の案内と同じ画面で、ごみ出し支援の対象と申込み方法を知りたい なぜなら制度があることに気づける
  • だれとして日本語を第一言語としない住民として 何がしたい品目名を自分の言語で検索して分別区分を知りたい なぜなら近所とのトラブルを避けられる

4根拠

オープンデータ使えるデータセット

  • ごみの収集曜日
    c_04 環境・リサイクル
    142行。地域名/燃やすごみ/容器包装プラスチック類/燃やさないごみ/ペットボトル/有害危険ごみ
  • ごみの分別・処分方法
    c_04 環境・リサイクル
    品目別の分別区分。検索の辞書として使える
  • 流山市内字(あざ)一覧表
    c_18 その他の情報
    住所と字の対応。収集曜日の「地域名」と町丁字を結ぶ手がかりになる
  • 令和7年度高齢者人口・世帯数
    c_10 高齢者・介護
    ごみ出し支援の潜在対象規模の推計に使える

議会会議録から読み取れる論点

  • 環境・ごみ 2018〜2026
    高齢者等ごみ出し支援が、有害危険ごみの収集と併せた個別収集として集積所約5,500〜5,700か所規模で運用されている。対象品目はリチウムイオン電池製品などへ拡大された
  • 環境・ごみ 2020〜2021
    人口が増えてもごみ総量を増やさない方針のもと、指定ごみ袋導入の検討、焼却施設の能力を超えない運用、令和5年度約4万7,500トンをピークとする焼却量の見通しが議論されている

市民の声まちづくり達成度アンケート 自由記述

  • ゴミ収集日を増やして欲しい。ごみが散乱している。
    2020年・南部・南流山駅
  • 英語での対応。ごみの捨て方、税金等の詳細情報。
    2020年・中部・江戸川台駅
  • 電線地中化し、電柱、電線をなくして街の景観をよくして欲しい。ゴミ収集を個別収集方式にして欲しい。
    2020年・中部・流山おおたかの森駅

5オープンデータ活用のかたち

使うデータ
ごみの収集曜日ごみの分別・処分方法流山市内字(あざ)一覧表令和7年度高齢者人口・世帯数
つくるもの
住所を1回登録するだけの通知アプリ(Webで完結、インストール不要)
届く人
全住民。特に転入者と外国籍住民。ごみ出し支援の導線は高齢者とその家族
  • 住所を入れると142地域のどれかに解決し、今日・明日の収集区分を出す
  • 前日夜にブラウザ通知を送る
  • 品目名で分別を検索する(多言語。まずは英語・中国語・ベトナム語)
  • 同じ画面から、高齢者等ごみ出し支援の対象条件と申込み先へ導線を置く

6どう測るか

  • 分別誤りによる収集残置の件数
  • ごみ出し支援制度の認知率・申込み件数
  • 転入者アンケートでの「ごみの出し方が分かりにくい」回答の割合

7実現度と、足りないデータ

データ充足度5/5
実装難易度1/5

足りないデータ(公開要望のたたき台)

  • 「地域名」と町丁字・地番の正式な対応表(地域名は収集ルート由来の独自区分で、住所からの自動解決が確実にできない)
  • 祝日・年末年始の運休カレンダー
  • 集積所の位置(約5,700か所あるが公開されていない)